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阿知賀編が終わってしまった / 咲-Saki-阿知賀編最終話「軌跡」

当然ネタバレ全開です。

 

 

 

 

 

 

 

千里山が負けてしまった・・・。いや、普通に考えて阿知賀と白糸台が勝ち抜けるのは順当も順当、物語の必然とかそういう意味では不満は皆無だしそもそも物語の展開に不満を言う権利なんて無いんだけど、これで千里山のメンバーの団体戦が終了かと思うと大きな喪失感がある。アニメの咲-Saki-阿知賀編が実質的に半分は千里山編だったのことで思い入れが強くなっていたんだなあ。主人公チーム並みの合宿描写、そこで語られる「飛行機の上から見た地元の街のあかり」のエピソード、自身の寿命と引き換えに(一部誇張アリ)3順先を見る怜、先鋒戦が終わってストレッチャーで運ばれる怜に望みを託され「はい!まかせてください!」と答える泉。こうした色んな思いの積み重ねが丁寧に描写されていて、知らないうちに応援していたらしい。もっと端的に言えば、負けて悲しむセーラを見たくなかった。能力とかガン無視でとにかく豪運と自力で圧倒的に勝って不敵に笑うセーラを見たかった。

 

(以下SSを読んでからいつの間にかやたらセーラが好きになっていた / セーラ「白糸台他から推薦の話が来たで」  セーラ「白糸台高校に入学したで」 - おかしくねーしSSまとめ http://blog.livedoor.jp/dpdmx702/archives/18550069.html / これは単なる二次創作で正史でもなんでもないことは重々承知だが、このセーラからは強烈なリアリティを感じた。彼女が周りに及ぼす影響力、麻雀の能力だけではない人間的魅力が詰まっていて素晴らしいSS)

 

とまあ不満にもなっていない不満を吐き出したところで、本当に素晴らしかった! 素晴らしい漫画をありがとう、と言いたいです。稀に見るレベルの大成功メディアミックスと言えるんじゃないでしょうか。主人公があまりに強すぎて、魅力的かつ強力な敵キャラを出す必要にかられた作品と言えば「シュート」を思い出すけれど、阿知賀編は本編決勝戦の重みと価値を理想的な形でセットアップ出来たと思う。

 

特に最終話は阿知賀編もう一人の主人公レジェンドこと赤土監督のエピソードが印象的だった。自分が超えられなかった壁を教え子たちが突破する、それに対して自分はもしかしたら素直に喜べないんじゃないか。そう恐れていた赤土監督が「でも今 嬉しいしかない 自分のこと以上!!」と心からの喜びを見せてくれるところは胸が熱くなった。ああ、よかったね、ハルちゃん・・・。10年越しの大きな壁を超えることが出来たんやね。10年も前に背負ったトラウマを正しく昇華させることができるなんてホント幸運だけど、チャンスを逃さずつかみ、驚異的指導力と分析力で教え子たちを決勝に導いた成果は紛れもなく本人のもの。あっぱれとしか言いようがない。その後の小鍛治プロに啖呵を切るところも格好良すぎる。対等な遊び相手が居なくて困っている人外王者と楽しく遊んでいるレジェンドが見たい!

 

今月の爆笑ポイント:「しかもそこには何かがいるんだ」キョロキョロあわあわ〜

 

「つまりこれから駆け巡る山が! 毎回違う山が立ち上がるわけですね!?」孤独のグルメ

 

「残念だけど大星さん そこはもうあなたのテリトリーじゃない」まるで練習していたかのような見事な決め台詞

 

「憧の体温であったかい!」「何言ってんの」←嬉しいくせに。ご満悦アコチャー

 

もし竜華がオーラスまで枕神を温存してたらあるいは・・・。

 

 

しかし穏乃強すぎですね。終盤のみの発動、しかもサイコロの出目に依存するとかの縛りはありそうだけど、支配力では並み居る魔物を凌駕しうるレベルとは。咲-Saki-世界強さ議論スレが荒れるなあ。

 

ビッグガンガンでの同コンビによる新連載にも期待期待&期待。咲日和もサーバント・サービスも読めるしちょうどいいや。小鍛治プロ過去編かな?

 

という訳で長かった断咲も終わり。通常業務(咲-Saki-SS濫読)に戻ります。