マンガ感想

表情筋はどこへ消えた?【わたモテ感想その4、田村ゆりその3】

A. 神(谷川ニコ先生)によって入念に削り取られた A. 消えてなどいなかった クソかわ わたモテ最大の謎、ゆりちゃんの表情筋 多くの読者を悩ませたわたモテ最大の謎として「田村ゆりの変化(表情・人格)」があります。8巻、修学旅行編から登場したゆりち…

「違う?」が意味するあまりに多くのこと(喪151)【わたモテ感想その3】

皆さんわたモテ喪151〈モテないし勝利する〉は読みましたか? あまりに濃厚なゆりもこ回で読んでて頭がおかしくなりましたね、漫画で軽率に人を殺すのをやめて欲しい。億が一最新話を読んでいない人が居たら下記リンクから即読もう。わたモテ読んだことねー…

田村ゆりは黒木智子に何を与えたのか【わたモテ感想その2】

布教記事その2です。ネタバレがあります。ちなみにネタバレ無しの布教記事その1は下のリンクからどうぞ。原作未読の人は恐れずに最新話から読め。 kanzo1984.hatenablog.com www.ganganonline.com ゆりちゃんは何故特別なのか わたモテに〈田村ゆり〉とい…

もこっちのモテっぷりには納得しか無い【わたモテ感想その1】

ネタバレはほぼ無しのわたモテ感想です。 1、きっかけはクリロナ 『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』(以下「わたモテ」)の面白さが常軌を逸している。この「面白い」はカルト的な、狭い範囲のオタクに向けた面白さ、ではない。この作品を寄…

【「てるみな」の話】その後

「てるみな」の話 - 週刊話半分 上の続きです。この間新刊を読んだので。 てるみな 3 (楽園コミックス) 作者: kashmir 出版社/メーカー: 白泉社 発売日: 2018/01/31 メディア: Kindle版 この商品を含むブログ (1件) を見る 個人的な話 2巻発売の時に感想を…

【追記あり】『やがて君になる』そのタイトルの指すものは

【最下部に追記あり】 作品タイトルでウェブ検索して偶然この記事に出くわす人もいるだろうし、ネタバレ回避のため、あるいはもったいぶるために少し無駄話をします。タイトルの意味についての私見は記事の最後に書いたので、そこだけ知りたい人は下の方にあ…

「てるみな」の話

強烈であった。 てるみな 1―東京猫耳巡礼記 作者: kashmir 出版社/メーカー: 白泉社 発売日: 2013/03/29 メディア: コミック この商品を含むブログ (28件) を見る てるみな 2 作者: kashmir 出版社/メーカー: 白泉社 発売日: 2015/01/30 メディア: コミック …

C87同人誌感想(咲-Saki-関連)

冬コミでゲットして読んで特にティンときた作品の感想をアップしていこうと思います、今記事は咲-Saki-関連のみです。 【C87】「C87 菫照本 サンプル」漫画/えおきば [pixiv] 会場で見たこの表紙のフックが強すぎて気がついたらゲットしておりました。弘世様…

Himematsu in Avalanches(サークル「木と木と木」冬コミ新刊)感想

Himematsu in Avalanches <a href="http://blog.livedoor.jp/kikiki_rin/archives/41907431.html" data-mce-href="http://blog.livedoor.jp/kikiki_rin/archives/41907431.html">コミケ87に向けて、姫松高校の同人誌を作りました。(22日 追記) : 木と木と木</a> コミケ87に向けて、姫松高校の同人誌を作りました。(22日 追記) : 木と木と木 怪物やくよじのさんの新刊。姫松高校参謀・末原恭子さんと高火力…

有珠山旅行記 / ネオ・ヴェネツィアとの類縁性について

長めです。基本は時系列順に徒然と。 一日目 夏休み終盤も終盤、旅の最後に有珠山高校の舞台探訪をしてきました。

【シノハユ】白築慕=小泉八雲説

この間なんとなく小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の資料を読んでいたところ、シノハユの主人公の白築慕ちゃんに通ずる点を多数発見しました。まずはざっくりと小泉八雲の人物紹介。Wikipediaでも見てもらえばより詳細に分かります。

咲-Saki-4期を待つにあたり

TVアニメ「咲-Saki-全国編」終わりましたね…。最終話13話もホント素晴らしい出来で、これからの可能性がはちきれんばかりにぶち込まれててワクワクが止まらない、もう何回見直したか分かりません、嘘です、今見ているのは9回目です。全13話の通算では昨…

末原先輩の強さと、咲さんが望んだもの

咲-Saki-全国編が終了した後の人生が心配な少数の咲-Saki-廃人の皆様、全国1億人の潜在的咲-Saki-廃人の皆様、こんにちは。アニメ放送もいよいよ終わりますが、私はこの現実を受け入れられそうにありません。もうめげたい 投げたい つらいつらい 以下、全国…

西野彦二さんの同人誌がBDプレーヤーに化けた話

何を言ってるか分からねーと思うが、俺も何を言っているか分からない。 【わらしべ長者実践編】 話は昨年末にさかのぼる。なつめさんとの加工貿易(意味深)を終え、オタク二人は有楽町を歩いていた。

2/23咲-Saki-オンリーお疲れ様でした&感想を少し

この間の日曜日に咲-saki-オンリー同人誌即売会「あンた、背中が透けてるじぇ!! 東京1」に参加してきました。もともと一般参加者として買い物に行く予定ではありましたが、渡辺さんが売り子を募集していたので、これ幸いとスタッフ側として楽しんできました…

或る咲-Saki-廃人の一年

あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。ブログの更新は引き続き不定期で気が向いた時にちまちまと書いていこうと思います。タイトル詐欺も甚だしいですが私の一週間は伸び縮みするということにします。 以下基本は常体で。…

読むと悶え死ぬ / 宮原るり『僕らはみんな河合荘』『恋愛ラボ』『みそララ』感想

宮原るりさんの漫画が面白い。 僕らはみんな河合荘 4巻 (ヤングキングコミックス)作者: 宮原るり出版社/メーカー: 少年画報社発売日: 2013/05/30メディア: コミックこの商品を含むブログ (14件) を見る 恋愛ラボ (9) (まんがタイムコミックス)作者: 宮原るり…

【咲-Saki-新シリーズ「シノハユ」聖地探訪】玉造温泉(@島根県)に行ってきた

夏休みが少し長めに取れたので、山陰、瀬戸内を旅行してきました。最初の目的地は咲-Saki-新シリーズ「シノハユ」の聖地、玉造温泉(とはいってもその時点では下のワンカットしか登場していなかったのですが)。

「試さない」こととルールに対する畏敬の念 / 冨樫義博の世界観

漫画を読み始めたのはたぶん1990年くらいからだったと思う。コロコロコミック、ギャグ王、ガンガン、と読みつなぎ、小学校低学年くらいから週刊少年ジャンプを読むようになった。ジャンプは今でも少しだけ(1、2作品)は読んでいるのでなんだかんだで…

自分の言葉を獲得すること / 漫画『惡の華』感想(1〜8巻)

先週末は少し立て込んでおり、ここのところ自然に守れていた「土日に記事を一本更新」ができず少し敗北感がある。ルーチンというのはそうそう崩すものではないですね。仕方がないのでドラゴン怒りの平日更新。 少し前に原作漫画『惡の華』を7巻まで一気読み…

もしHUNTERXHUNTERでメルエムが生きていたら? /「はたらく魔王さま!」感想

現在放送中のアニメ「はたらく魔王さま!」が面白いです。今期はこれとガルガンティアが頭一つ抜けて好き。以下アニメ5話までと原作1巻を読んでの感想です。 アニメの4話を見ててすげーなーと思ったのが、勇者が魔王に自身の憎しみを吐露するところ。「な…

龍ちゃんが男にも女にもモテモテなのは残念でもないし当然 / サッカー漫画『BE BLUES』感想

ポツポツと噂を聞いていたサッカー漫画『BE BLUES』を今更ながら読んだがこれがホント素晴らしくて震えを覚えながら一気に読んだ。すげー面白かったので「この物語は一体どういうお話なんだろうなー」と考えながらキーボードをぺちぺちやっていたらふと「あ…

阿知賀編が終わってしまった / 咲-Saki-阿知賀編最終話「軌跡」

当然ネタバレ全開です。

GUNSLINGER GIRL感想その2「ソフィア・ドゥランテ=相田裕」説

今日仕事でイタリア語のテキストをたまたま読んでいて、そこで「durante」って単語が目に入った。そういえばガンスリのソフィアって「ソフィア・ドゥランテ」だったな。「ドゥランテ」のスペルもこれと同じかな? とぐぐってみたら同じっぽい。

咲-Saki-との出会い、からの魅力紹介、あるいは布教活動

阿知賀編13話ニコニコ生放送まで暇なので何か書く。咲-Saki-との出会いでも。 咲-Saki-との出会いは去年の4月、阿知賀編のアニメ放送だった。1期を見ていなかったのであんまり話も分からず何となくぼんやりと見ていた。麻雀のルールも知らないし、それほ…

GUNSLINGER GIRL 感想その一

今年中にガンスリの感想をひとまずアップしておきなさいという電波を受信したので書きます。要は俺はガンスリがすごい好きだということです。以下ネタバレもあり。